- 2016-5-13
- 座り方
【肩こり腰痛】N0.38 腰痛予防の座り方と椅子について
座り方と椅子の選び方を知って腰痛を予防しよう
毎日デスクワークをしている人は椅子への座り方と自分に適した椅子を選ぶことでかなり腰痛を予防することができます。腰痛予防に適した座位姿勢や椅子について取り上げてみます。
■腰痛予防に適した座り方
①椅子に深く腰を下ろす
椅子に腰掛けた姿勢が浅いとパソコン操作をする場合などに、ふんぞり返ったり、その反対に前かがみになったりします。姿勢が安定しないために腰に大きな負担がかかり腰痛や肩こりの原因になります。
②座った状態で、よく使うものは自分の手元に引き寄せて使うようにする
キーボードやマウスなど良く使うものを手元におくことで、前かがみになる必要もなくなり、背筋を伸ばすことに意識を集中できるようになります。この意識を常に頭の片隅に入れておくことが大切です。
③骨盤と背骨が直角になる位置に座る
骨盤と背骨が常に直角に保たれていることが腰痛予防になりますので、椅子に座る位置は尾てい骨が椅子の背もたれに当たる位置に取るようにします。この位置に座ることで骨盤と背骨が直角になり、骨盤が固定されます。
④両足は床につけるようにする
足が浮いた状態は腰に大きな負荷がかかりますので、腰にかかる圧力を分散させるため両足ともフロアについた状態を保つようにします。ただし、長時間座ったままで作業を続ける時は、自分に合った高さの足台を用意し、片方の足をその足台に交互にのせて作業を続けるようにします。腰痛は同じ姿勢を続けることで発症することが多いので姿勢を変えるようにします。
⑤膝の位置は股関節と平行か、少し高めで保持する
ゆったりとした姿勢を保持するために、座った状態で膝が股関節と平行もしくはいくらか高めであることを確認します。また、膝裏と椅子の間に拳が一つ入る程度の空間があるようにします。
■腰痛予防に適した椅子の選び方
①高さが調節できる椅子にする
両足がフロアについていることが必要ですから、新規に購入する場合は、自由に高さを調節できる椅子を選ぶようにします。すでに購入済みのもので両足がつかない場合は、膝が股関節と平行かいくらか高めで保持できる程度の高さの足台を使うようにします。
②座る部分が適度に硬さのある椅子にする
腰に負担をかけずに骨盤を安定させるには、座る部分が軟らかいものより、いくらか硬めの方が有益です。骨盤と背骨を直角に保つことに役立ちます。
③肘つきの椅子にする
新規購入する場合は肘つきの椅子がお勧めです。座っていると立っている時より腰への圧力は1.4倍、前かがみの姿勢になると2倍もの圧力がかかっているといいます。圧力を分散するために肘つきを利用して少し腰を浮かしたり、左右に上半身をよじったりして同じ姿勢を取り続けないようにするときに便利です。