坐骨神経痛になる原因は? 【肩こり腰痛】NO_5_坐骨神経痛とその原因について

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【肩こり腰痛】NO_5_坐骨神経痛とその原因について

坐骨神経痛とその原因について

坐骨神経痛はよく知られた名前ですが、発症する部位が広範囲です。症状が出た場合に対処を誤ると排尿障害にいたることもありますので、坐骨神経痛が出る原因や症状を知って正しい対応をするようにしましょう。

■坐骨神経痛とは

坐骨神経痛は、体で一番長い神経である坐骨神経が何かの原因で圧迫・刺激されたりすることにより、下肢を中心に痛みや痺れが現れる症状を言います。

坐骨神経は、第4・第5腰椎あるいは仙骨の周辺にある神経が集まったもので、それが太ももの後ろから膝の後ろにまで伸びて、ここで2つに分かれ足の裏にまで達しています。

そのうちのどこかで神経が圧迫を受けたり締め付けられると、痛みやしびれなどの症状がでるものを坐骨神経痛といいます。
症状は通常片側に現れることが多いですが、時には両側にでることもあり、両側に出た場合は、悪化して肛門の周囲が痺れたり、排尿が困難になることがありますので、できるだけ早く、医療機関で診断を受けることをお勧めします。

■坐骨神経痛になる原因は?

坐骨神経痛を起こす元となった病気を特定すると治療も効力を発揮しますが、特定することはなかなか困難であると言われています。

若い人の場合は、「腰椎椎間板ヘルニア」が最も多いといいます。その次に多いのが、「梨状筋症候群」です。梨状筋は仙骨(尾骨の上の三角形の骨)と大腿骨の付け根をつないでいる筋です。この梨状筋の中を走っている坐骨神経が、事故などが契機になって外傷を受けたり、スポーツなどで圧迫を受けると鈍痛を生じることがあります。

中高齢者の場合は、「変形性腰椎症」や「腰部脊柱管狭窄症」が原因になっていることが多いといいます。「帯状疱疹」も原因の一つにあげられています。

年齢に関係がない原因疾患としては、「脊髄腫瘍」や「骨盤内腫瘍」などがあり、これらの疾患が関わっている時は、痛みが非常に強く、薬剤による治療などの保存的療法では治りにくいといわれております。

いずれにしても、坐骨神経痛を引き起こした疾患を特定することが困難なため、病名ではない「坐骨神経痛という症状」を病名にしているのが現状ですので、坐骨神経痛ではないかと思ったら、医療機関に行く前に「症状はどのようなものか」「症状がでている部位はどこか」「スポーツなどで怪我をした経験」「既往症」など正確に把握しておくと診断に役立ちます。


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