坐骨神経痛の一般的な症状について【肩こり腰痛】N0_11_坐骨神経痛の症状について

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【肩こり腰痛】N0.11 坐骨神経痛の症状について

坐骨神経痛になるとどのような症状が出るのでしょう?

坐骨神経痛は、非常に痛く感じて症状が悪化する人もいれば、あまり経験しないが、時にはイライラする程度のものが起こり、やがて悪化していく可能性があるものまでさまざまです。

坐骨神経痛が起こると、下肢痛とともに腰痛も起こる可能性がありますが、下肢痛のほうが痛みが大きいです。下肢痛は、電気ショックや灼熱痛が下肢を駆け下りるような感じで起こります。

■坐骨神経痛の一般的な症状について

通常、坐骨神経痛は下肢の片方のみに症状が現れます。痛みは腰から大腿部を通って足に来ることが多いです。

次のような症状の組み合わせが、最も一般的であると言われています。

・腰痛は全くないか、あっても下肢痛ほどではない
・永続的な痛みは臀部や下肢の片側だけであるが、稀に両方にでることがある
・痛みの由来は腰か臀部であるが、坐骨神経に沿って大腿部の裏側を下りてきて下肢に伝 わり、さらに足に達する
・坐骨神経痛が起こると横になっているか歩いているほうが楽で、立っていたり座ってい たりすると痛みが強くなる
・痛みは鈍痛というよりも、刺すような痛み、あるいは焼け付くような痛みである
・下肢にチクチクする感じ、麻痺感、衰弱感、穿痛感などを経験する患者もいる
・脚や足を動かすと脆弱感や麻痺感がある
・ひどい痛みや刺すような痛みが片方の下肢に生じると、立つことが困難になることがあ る。
・坐骨神経が傷害を受けた場所により、足やつま先に痛みやその他の症状が現れることが ある

■坐骨神経痛の症状は、傷害を受けた神経根の部位で異なる

坐骨神経は5つの神経が束になっていて、人体で一番長い神経ですから、その一部が圧迫されるなど傷害を受けたときに発症しますので、その部位により痛みが出る場所が異なります。

・第4腰椎の神経根が傷害を受けると、痛みは通常大腿部にでます。この場合は、足をま っすぐに伸ばすことが難しくなったり「膝蓋腱反射(膝をコンとたたくと足がピョコン と上がる反射作用)」が弱くなったりします。
・第5腰椎の神経根が傷害を受けると、足の親指や足首に痛みがでます。特に足先の親指 と人差し指の間で痛みを感じたり麻痺を感じることが多いです。
・第1仙骨分節の神経根が傷害を受けると、足の外側部分に痛みが出て、足の小指やその 他の足指にまで広がることがあります。地面からかかとを上げたり、つま先で立つこと が困難になることがあります。

これらの症状が出た場合は、坐骨神経痛を疑って速めに対応することをお勧めします。


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